[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
お返事をして、もし確認できない場合は、迷惑メールに振り分けていないかご確認ください。
もし、分からなければ、お手数ですが、もう一度メールをお送りください。
http://pausanias.blog.shinobi.jp/Entry/35/
12月6日、容疑者が逮捕された。58歳の男性で、被害者に対する宗教的な恨みが原因である、珍しいケースである。
私としては、第8ハウスの支配星、第2ハウス射手の金星が被害者、第11ハウスおとめ座の土星が加害者と考えた。そこまではよかったのだが、おとめ座が若い人と解釈した。
いまいろいろ解析をしてきて、土星が犯人の特徴を示す・・・決して若くはない・・・ということが分かっている。容疑者は58歳の男性だった。
土星は第4ハウスを支配するが、被害者である第8ハウスから数えて第4ハウスは第9ハウスに位置する。
なので、結果的に宗教的なことが動機であったということは、当たっているわけである。
ホロスコープは殺人が明るみにでた時点のものを作成する。
2005年12月2日 14:00茨城県
殺人事件の記事がでると多忙なときでもわずかな時間でこれを書き留めておきたいのである。事件発生から3年になるわけだ。
第8ハウスの星座の支配星があるハウスおよび星座が、発見時の被害者の状況を表している。
第8ハウスはさそりなので、第9ハウスいての冥王星または第1ハウス雄牛の火星が被害者である。
冥王星はいかにも遺棄された死体と見られるし、いては林道、第9ハウスは学校に通っている生徒さんを表す。
被害者の星に対して最初に接近の合、衝、スクエアを作ろうとしている星が加害者である。
加害者は月になる。被害者から数えて第9ハウスを支配するので、学校の関係者を暗示している。月はルナティックな人物を暗示している。一般的に女性という意味もあるが、状況から女性であるとは考えにくく、男性が月で表された例もある。
おそらく女の子に興味があってふらっと誘って騒がれたので殺してしまった、という感じだと想像できる(占星術的には)。
このとき月にはすぐそばに太陽がある。太陽は被害者から数えて第10ハウスを支配する。そこは土星が位置していて太陽とトラインを形成している。ここは被害者にとって公の場所あるいは父親でとても安全な場所なのだ。加害者が父親や学校長などとと親しい可能性があるように見える。
火星とすると、雄牛には林という意味があるので、これもぜんぜんはずれではない。火星は刃物で殺されたことを暗示している。加害者は木星で第2ハウスを支配する。第2ハウスは金銭や性的興味と取れる。木星なので比較的地位の高い、たとえば学校関係者のような人物が想像される。
以上から推測すると、おそらく加害者は学校関係者のような、女児が気を許せる、安心してついていけるようなそういう人物で、車に乗せて悪さをしようとしたものの騒がれて殺害してしまった、という風に見える。
この後の進行状況だが、実は月は冥王星とのアスペクトのほか、何もアスペクトがない。
http://pausanias.blog.shinobi.jp/Entry/38/
容疑者が住んでいたのはPFで予想したように長尾川流域で大きな道路の近くではあるようだ。PFが有効かどうか、更に検証を進める。
今後進行した星を考えていく際に目的と方針をはっきりしておくと
1.進行した星といえども事件発生時にあらかじめ解決する時期や方法を予測するものでなければならない。
2.予測はできるだけ細かくなくてはならない。たとえば単に3週間後解決されるであろうというよりは、3週間後、どの場所で、どのような状況下で解決されるのかが予測されるべきである。
3.まず当然のこととして、進行した星の状況ともとの星とのアスペクトに注目しなければならない。
4.ASCの進行、ハウス、パートオブフォーチュンが生かせないか検討する。
この際、ASCはsiderealtimeのずれの分だけ進行するものとする。つまり、事件発生時と同時刻で作ってみるということである。
ASCは一日に1回転する。事件解決時には確かにそれなりの場所にある可能性がある。
しかし、予測する事柄として「ASCがいて座にあるときに解決するだろう」などというのは、何も意味がない。なぜなら、毎日毎日すこしづつずれはしても、1日に2時間はASCはいて座にあるからである。それでは予測の意味がなくなってしまう。動きが早すぎるのである。これはASCに足し引きするパートオブフォーチュンについてもいえる。
そこで、多くの人は惑星の位置にだけ注目する。しかし、それは私の目指すものと違う。
私は「容疑者はどこのそこの町で何を手がかりにどのような状況でつかまる」といいたいのである。そして、それは他の占星術の多くの場合可能なのだ。
上記の原則の下に、逮捕の日で作成したチャートを発生時のチャートに重ねてみる。
ASCは被害者との衝を過ぎたところである。天王星とちょうどトラインである。
被害者を表していた木星に対し、金星が合になっている。金星は第1ハウスと第5ハウス、被害者から見て第6ハウスと第10ハウスを支配している。
加害者の動機として、今回太陽、月、水星が複雑に関係していると見ていたが、結局新たな借り入れをしようとしていたということだった。太陽、水星は火星と合になっている。火星は被害者から見て第4ハウス、12ハウスを支配している。
あるいは土星が何かの役割を果たしている可能性もある。土星は安全、安心、冷静の星である。一応進行したASCがセクスタイルを2度過ぎたところである。
私自身はホロスコープで相性をみるというようなことは、どちらかといえば苦手な、よく分からないことだった。
しかし、今からは積極的に相性を見てみようと思う。
普通に言われている、お互い同じエレメンツのサインだから相性がいいとか、火星と金星がトラインだったりセクスタイルだったりするから相性がいいとか、これはあるのである。あるにはある。
たとえば、風のサインと風のサイン、ふたご座とみずがめ座であるから相性がいいと。なるほど。
それがそのまま当てはまることもある。
私の家のものは、ほとんど水系のサインのものばかりである。娘が地のサインだが、水系家族なのだ。
私も水系のサインに多く星や重要なものがある。しかし、太陽だけ双子である。すると私だけ少し感じが違うというわけで、他のものからは言われるのである。職場でお昼を一緒にする人を見てみると、どうも同じサインの系統の人ばかりが集まっている、これもあるのである。
相手の金星とこちらの火星がトラインだと。性的に一致する。とても相性がいい。
だが、本当にそうか?それで結婚相手が決められるか?それで決定的な彼氏が決められるか?
そうではない。
占星術は実人生そのもの、運命そのものに対しては従属的である。
結局起こっていることが結論なのである。
以前から思っていたのだが、とても男女の相性がいいから、だから結婚するとはいえない。
もっと複雑ないろいろな事情がある。
たとえば、家庭の愛に飢えた人はそれを満たしてくれる配偶者を探すはずである。
あるいは、パチンコだとか競馬だとかで金を使ってしまう旦那さんを持つ人は、その人自身が旦那さんの遊興で困らせられるという運勢をもっているはずである。
それでもなお、そのお二人で幸せになる、なれるようにすることが必要である。不幸な星を持つ人も、お互いに助けあえるパートナーを得て少しでも幸せになる。
とても難しい課題である。
しかし、ある意味これは占星術やいろいろな占術に課せられた使命だといっていいと思う。
実際に結婚してみる前に、お二人の人生はこういうものになるだろう、という予測をする。それはとても大切なことのように思える。インドではバラモンが子供が生まれたときにその子の運勢を最初に占う。
いま結婚産業や保険などが期せずしてそういうことをしているのかもしれないが、本当は恐ろしく重要な作業なのだ。
いまのところ、したがって、相性の診断については総力戦である。できるだけ時間も分かって、その人と相手の出生図を洗ってあらゆる解析を試みる必要がある。
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |