ドラゴンヘッドと事件

殺人事件が明るみにでた時点でのホロスコープを作成してみているが、どうやら殺害現場の状況は第8ハウスの支配星があるハウスおよび星座に示されているように見えると前回書いた。
犯人を特定する手がかりはない。

しかし、一ついまヒントらしいものがでてきた。
全部がそうだというわけでもないが、警察がその場にいて現行犯で逮捕されるような犯罪の場合、ドラゴンヘッドが被害者の星のすぐ近く、同じハウスにあるような気がするのである。
これは土浦荒川沖駅もそうだし、秋葉原殺傷事件(後で載せたいが)もそうである。

他の占星家の方から見るとはずかしいことかもしれないが、私はドラゴンヘッド、ドラゴンテイルなるものに注目したことはなかった。
ドラゴンヘッドはノースノードともよばれ、インド占星術から西洋に入ってきた考え方である。
月の軌道(白道)と太陽の軌道(黄道)の交わる点ということだが、インドでは一つの惑星として捕らえられている。底なしの貪欲という意味らしい・・・・

実はこの点は非常に古くからインドで注目されていたのであろうことが分かっている。
仏教でお釈迦様の入滅後お弟子さんが集まって仏典結集という作業が行われ、アーガマと呼ばれる最初の経典がまとめられた。日本に伝わった大乗仏典ができるはるか以前のことである。
そのアーガマの中でももっとも古いお経である、「スッタ・ニパータ」というお経があって、その中に「犀の角」というのがある。その一節に
「月がラーフのとらわれから脱するごとく、犀の角のようにただ一人歩め」
というのがあったと思う。昔読んだときには特に気にも留めたことはなかったが、その時代からある程度発達した占星術が常識的に広まっていたということになろうか。

これはここに載せている占星術の盤では上向のギリシャの竪琴に弦が張ってないような絵で示されている。

土浦殺人事件のホロスコープ

規則はこちら

茨城県土浦の荒川沖駅殺人事件 2008/03/11 11:00:00
予告があり、警察の見張っているところ殺害が行われた。
第8ハウスの支配星は土星で、第3ハウスおとめ座にある。
第三ハウスはふたご座の定位置で、アメリカの占星術では、「車」だが、要するに移動手段・・・つまり駅である。アメリカにはそんなに鉄道がない。いまから、占星術の教科書を書く人には「駅」と書いてほしい。ただし利益独占はなしですよ。
おとめ座には新興住宅街などの意味があり、まさにぴったりだ。

これは時間がはっきりしていて、犯人が捕まっているホロスコープである。
パートオブフォーチュンは獅子座の7度18である。ディスポジターは天王星と海王星である。
月と火星がトライン、セクスタイルの位置にあるが、これが警察が待ち構えていたということと関係があるのだろうか？ここでもヒントはまだつかめない。

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10月20日
これも新しい解釈をしなおしてみよう。
天王星に接近していて一番角度が近いのは金星である。
金星は12ハウス、5ハウスを支配しているが、第8ハウスから番号を振りなおすと、それぞれ第5、第10ハウスになる。第5ハウスは楽しみを表す。第10ハウスは公職や官公庁を表す。
犯人はゲーム感覚で楽しみのために殺人を計画したことが最近のニュースで明らかになっている。また警察に事前に通報していた。解釈としては、多分これで正しいように思える。

勉強会のホロスコープ

今日(日付では昨日か)、インターネット販売の勉強会に出席した。
最近占星術づいているので、開始時間のチャートを作ってみた。
すると・・・・

月のスクエアがあるものの、実にいい。
木星が第1室にある。
土星や天王星はケーデントに隠れている。
ASCやMCはカーディナルサインが占めている。

かねがね思ってきたことではある。
運がいい人というものは、運がいいときや場所をしらずしらず選ぶものだ。
そうでなければ、運がいいということにはならないし、その場所やその時で占断して、いい結果がでるはずがない。ところが、今日のように、活気のある経営者の人たちが集まる会合の開始時間が非常に発展性のある時間だ見せつけられると、なるほどなあ、と納得してしまうのだった。
 

殺人事件のホロスコープ

新しくまとめなおした規則がこちらに掲載されています。

いままで、掲載したものしないものを含めて、殺人現場の殺害が明るみにでた時(ニュースで何時何分発見されたとかいう時間)のホロスコープを作ってみると、どうやら

• 殺害が明るみにでた時の
• 第8ハウスの
• 支配星があるハウスおよび星座が

殺害現場の状況を表しているということはどうやらいえそうである。

舞鶴の場合はうお座が川を現している。
東村山の場合、さそり座だが、さされたのは台所だったはずだ。
岩倉の場合、みずがめである。丘、でこぼこある土地などという象意だが、現場は工事の後などでがたがたしている。奇抜な建物という意味もあるが、ウルトラセブンの撮影で使われた国際会館なども遠くない。
中学生父親刺殺の場合、第二ハウスだったが、第二ハウスには女性の部屋という意味がある。

だが、犯人について決定的な情報を読み取るということについて、まだよく分からない。
このアスペクトが犯人だ、このハウスが犯人だ、というような決定的な情報が読み取れない。

新しくまとめなおした規則がこちらに掲載されています。

東村山市女性殺害のホロスコープ

おことわり：これは試みである。決定したメソッドではない。
自分としては、事件の心理的な側面や、隠れた手がかりの発見に占術が利用されるようになり、少しでも事件の解決に役立てばいいと思った。
しかし、逆にこれは恐ろしい結果を招きうるということも感じる。
私の解釈を続けていけば、第8ハウス・・・遺産、天秤・・・保険会社などとしていけば、特定の人物に嫌疑がかかってしまう。それが少なくとも80％以上そう解釈してよいとわからなければ、こんな推測を出すのは恐ろしいことだ。今回伝統的なハウスで第7ハウスが犯人とか、第8ハウスが死で第7がその敵にあたるとかしているが、正しいという保証はなにもない。
一方で、事前にそれを公表しておかなければ、占いに何かの意味があったと判断するのは難しい。
が、あくまで試みとして掲載しておく。

女性が金星とする。第9ハウスは高い場所、2階以上の部屋とする。蠍は台所とする。
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10月22日修正
あらたな規則により、分析しなおしてみる
殺人事件分析の規則はこちらを見てください。
すると、あらたに犯人像として浮かび上がってくるのは12ハウス水がめの海王星である。
支配するハウスがない！
この場合、木星と共有している射手(兄弟、交通、教室などに関係した人物)などを支配ハウスと考えるべきか。それとも第1ハウス(被害者から見て、子供の部屋、楽しみの部屋)で象徴される人物と見るべきか？
海王星で分かることは、狂気か飲酒や薬物によるものではないか、ということである。 
月が近くにある。月に象徴される人物、被害者の仕事の仲間などが近くにいる可能性がある。