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遅くなりましたが、菅さんが再選されました。
ものごとの成り行き一般を示すのは第10ハウスになりますが、その支配星は火星、第9ハウス天秤の28度53分。
菅首相、選ばれた人ということで第一ハウスとすると、第2ハウス魚の天王星で、これも29度。火星とはクインカンクス。
月は太陽と12度のスクエア、つまり1日後が上弦ですね。
天王星とは19度のスクエア。
木星とは20度のスクエアで、火星とは20度のセクスタイル。
28度、29度というのは、何かが終わりかけている、決定してしまっているという状況を表します。
太陽は第7ハウスを支配しています。天王星とはオポジションだし、月とそれぞれスクエアになります。
第7ハウスというのは、一般的に相手を表すから、普通に考えたら小沢さんじゃないかという気がします。
ということは、しこりが残ると言うか、あるいは分裂の危機かもしれないですね。
大体19度、20度ぐらいで月と28度29度の惑星とのアスペクトができてくる。ということは、10月3~4日ぐらいに政権を揺さぶるような大きな何かがでてくるかもしれません。どうでしょう?
しかし、あるいはこれはホラリーに使えるのではないか、あるいは殺人事件の解析などでも有効なのではないか、と試行錯誤する。何かありそうだが、いまひとつわからない・・・
そのときに大事なことは出発点に戻ることだ。
そこで舞鶴女子高生の事件に戻るのだが・・・
天王星が被害者、水星と月が加害者と考えられる人物、土星が老人ではないかと前には占断した。
何か今まで見えていない内的な関連が見て取れるようにも思える。
ただ、この事件、とてもあやふやな状態になっている。前科のある中勝美容疑者が逮捕され、7月ぐらいに公判のための書類整理云々があったようだが、全然ニュースにはなっていない。
容疑者の家宅捜索が行われ、結局証拠らしい証拠はでていなかったと思う。
動機もわからない。
しかし、容疑者が捕まった以上、未解決事件として報道されることもない。
仮に冤罪ではないかと思ったとしても、以前に殺人を犯している中容疑者のために尽力してくれる人、泣いてくれる人は多分少ない。
裁判というのは手続き・判断の場であって、追及の場ではない。独り者で前科者ということになれば、粛々と手続きが進んでしまうだろう。それでいいのか?
事件のホロスコープに東洋の占術のような細分割を使えないか考えていた。第9調波、インドのナバムシャはどうか。
四柱推命、東洋の占いの方は、その占術の解釈や意味の違いはあるかもしれないが、理論的根拠について思いを巡らしたりしないで、さっさと方法の中に入っていくのだろうと思う。当たり前のように亥の年、戌の月、子の日、午の刻のような分割を使えるのである。出生時間が必要だ言うものの、4時15分と4時30分では違いはないはずだ。
ところが占星術の場合、それは試行錯誤である。長い間占星術がキリスト教という宗教のもとで弾圧されてきて、影の文化になってしまったからかもしれない。占星術は科学と一緒に発展したのだ。それまで占星術は忘れら去られた古代のもので、それが行われていたのはイスラム・インド・仏教だったのだ。
とにかく、現代において占星術を学ぶ人は、その思想的な裏づけを要求されることなく、試行錯誤をすることがゆるされる。
私はこのブログでもお客様への占断でもほとんどメジャーアスペクトしか使っていない。はじめたときにはセミスクエア(45度)とか、クインタイル(72度)、セスキコードレート(135度)とかもちゃんと割り出していたのだが。
ホラリーではそもそもこういうアスペクトは使えないのだ。ホラリーのオーブは30度ある。
たとえば太陽を第1ハウスとしたホロスコープ、月を第1ハウスとしたホロスコープでは、ハウスとアスペクトの本質的違いがなくなってしまう。
セクスタイルは第3,11ハウス
スクエアは第4、10ハウス
トラインは第5、第9ハウス
クインカンクスは第6、第8ハウスに
オポジションは第7ハウス
にそれぞれ該当する。最初からこういう考え方をしている占星術がある。インドである。インド占星術のアスペクトは、どのサインとどのサインにあるかで決まる。あるいはどのハウスとどのハウスかである。
相性占いも、そればかりとはいえないが、こういう考え方が重要になるケースがある。
彼の火星が獅子で、彼女の金星が牡羊だと相性がいい。120度だろうが130度だろうが関係ない。雑誌やホームページの今日の運勢もそうだ。てんびん座の運勢、こうです!そのときに木星が牡羊の0度にあったとして、読者が天秤の0度でも15度でもエィヤっと占わないといけない。
これはある意味当たり前で、彼の火星が獅子だから、彼の男性的な動きはこうです、彼女は金星が牡羊だから彼女の愛情傾向はこうです、という占断結果がでてくるから、当然のごとくに相性がいいはずだということになりそうなものだ・・・
きちんと5分割して誤差が5度だ!とか、発想が西洋的、試行錯誤的に思える。それよりは、沢山の宮に分けてしまって、どことどこだからどうだ!と言ってしまう方が、東洋的だ。
それでふと音楽のことを思い出した。純正率のミの音は、ドの周波数の5/3である。合唱の先生は、ここのミはちょっと下げて歌え、などと要求する。いくら下げればいいのか!
ところが、ビザンチンの教会音楽では、これに相当する音は1/6音下げることになっている。周波数的には純正率にぴったりではない。だが、12平均律ならぬ36平均律(本当は72だが)があって、半音の1/3だと言われれば、感覚的な理解は可能なのである。
そうあるべきだと思う。占星術は無限の誤差を相手にするのではなく、簡単な整数の表象に帰するべきだと私は思う。
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