浜松河川敷少年殺害のホロスコープ

2008年12月11日09時11分 浜松市東区で女性の悲鳴が聞こえた。10代後半の男性が頭から血を流して死んでいた。報道では、河川敷、川沿いの空き地、雑木林などとなっている。

ホロスコープは殺人が明るみにでた時点のものを作成する。
2008年12月11日 09:10 静岡県浜松市西区

第8ハウスの星座の支配星があるハウスおよび星座が、発見時の被害者の状況を表している。

第8ハウスは乙女なので、被害者は水星ということになり、第11ハウス射手にいる。
11ハウスはこの事件が交友関係からおきたものだということを暗示している。
射手には、林という意味も河川という意味もない。
しかし、今までの解析の結果から、このサインは場所や状況を表している場合もあるが、事件の本質的な、この被害者の立つ立場などを表していると考えるべきだと思う。たとえば、舞鶴の場合のように明らかに川の近くだったり、リンゼイ・アン・ホーカーさんのように浴槽だったりと場所をほのめかす場合もある。しかし、ある場合には年金担当者なのであり、薬物売買商人だったりする。
では、射手は何を意味するのだろう。状況がよく分からないのだが、射手には高速道路などの意味があるように思う。通常の交通機関というのは、双子なのだが、高度な移動手段を使って高速に移動する、航空機、高速道路などは射手でいいのではないかと思う。この場合この人が暴走族やそれにかかわりを持つ人であったことと関連しているのではないだろうか？

被害者の星に対して最初に接近の合、衝、スクエアを作ろうとしている星が加害者である。

加害者は冥王星ということになるだろう。すると冥王星は第10ハウスを支配する。
第10ハウスは被害者を表す第3ハウスから数えて、第3ハウスになる。おそらくこの解析を始めてから初めてのケースではないかと思う。
第3ハウスは、学校、兄弟、交通を表す。これが単に暴走族であったということなのか、あるいは兄弟だったり学友だったりするかどうかはわからない。
また、11ハウスには水星のほかに太陽や火星が存在する。太陽の支配する獅子座はインターセプトしている。火星の支配する蠍、牡羊だが、蠍は先の第10ハウスであり、牡羊は第3ハウス、被害者から数えて第8ハウスを支配している。
その場には多くの人がいたのである。その人たちは暴走族であったのかもしれないが、あるいは金銭的に被害者ともめる人が中にいたのかもしれない。

月が2度で水星とクインカンクス、水星は2度で冥王星と合である。
もっとも月はフィックスドサインなのでこの2度を2週と2日、2ヶ月などと捉えるのか微妙だが、2週ぐらいで何か新しい展開があるのかもしれない。

現在パートオブフォーチュンは書き入れていないが、第6ハウスにあるはずである。また、冥王星も山羊座にある。あるいはこの人の職場にヒントが隠されているかもしれない。

千葉県英国人女性殺害事件のホロスコープ

龍郷と東金の事件が容疑者逮捕に至ったので検証しなければならない。まだ手が回っていなかったのだが、リンゼイ・アン・ホーカーさんの件について問い合わせがあったので、とりあえずパッと見てみる。

2007/03/26 22:00 千葉県市橋市

第8ハウスは双子なので、支配星は水星である。第4ハウス魚にいる。水星はこの人が知的な職業についている若い人であることを示す。第4ハウスは自宅、魚は水に関係するところで彼女が発見されたことを示している。
犯人は、天王星であらわされ、第3ハウスを支配する。
天王星は本人が奇抜な人物であることを示す。
これは被害者である第8ハウスから数えて8番目であり、金銭の関係か、性的な関係や興味で殺害したのだろうと推測できる。

月がちょうど天王星とトラインになっている。月の支配する蟹はハウスの境界に当たっていない(インターセプトしている)。一般的にインターセプトが起こることは、解決が遅れることを示すもので、この事件が長引くことを暗示している。
月がすぐに海王星、火星、木星とYODを作る。月は本宅にあり、木星もそうである。YODは逃れられない束縛を多くの場合表すとともに、そこにいると安心できると一般的には考えられる。お金があるか遠くであるところあるいは人(木星、いて)と、音楽があったり酒が飲めたりやかましかったり危険だったりするところあるいは人(海王星、火星、天秤)とのあいだの安息しているのではないか、と思える。もっとも、このYODに関する部分は一般的に占星術について言われていることを敷衍しているだけで、この場合容疑者についてそういうことがいえると検証したわけではない。火星が刃物による死を意味していないと断定することはできない・・・しかし、そういうことがあれば明るみにでているのではないかとは思える。

これ以上分かることがあれば、随時追加していく。

しかし。
最初この事件は起こった時間が分からなかった。分からないなら分からないなりに、逆に浴槽でお亡くなりになったのだから、そういうハウスを当てて推論することも考えた。たまたま分かったので良かったが、結果は確かにこんな感じになる。
愛知のクレーン殺人などでもそうだが、こんな凄惨な現場の状況を星が映し出すものだろうか。
発見した自分でやっていてもアガサクリスティの小説と間違えてしまいそうだ。
----
そうか、木星は、リンゼイさんの関係者とみることもできるかもしれない。外国においでで、事件後すぐにご来日されたわけだから・・・。経過の分析は少し待ってください。

龍郷町殺人事件のホロスコープ２

書きかけ記事：
http://pausanias.blog.shinobi.jp/Entry/35/
12月6日、容疑者が逮捕された。58歳の男性で、被害者に対する宗教的な恨みが原因である、珍しいケースである。

私としては、第8ハウスの支配星、第2ハウス射手の金星が被害者、第11ハウスおとめ座の土星が加害者と考えた。そこまではよかったのだが、おとめ座が若い人と解釈した。

いまいろいろ解析をしてきて、土星が犯人の特徴を示す・・・決して若くはない・・・ということが分かっている。容疑者は58歳の男性だった。
土星は第4ハウスを支配するが、被害者である第8ハウスから数えて第4ハウスは第9ハウスに位置する。
なので、結果的に宗教的なことが動機であったということは、当たっているわけである。

今市小学生女児殺害事件のホロスコープ

2005年12月2日 14:00 前日下校中行方不明になっていた栃木県の小学生の女児が60km離れた林道脇で刃物で刺された遺体となって発見された。

ホロスコープは殺人が明るみにでた時点のものを作成する。
2005年12月2日 14:00茨城県


殺人事件の記事がでると多忙なときでもわずかな時間でこれを書き留めておきたいのである。事件発生から3年になるわけだ。

第8ハウスの星座の支配星があるハウスおよび星座が、発見時の被害者の状況を表している。

第8ハウスはさそりなので、第9ハウスいての冥王星または第1ハウス雄牛の火星が被害者である。

冥王星はいかにも遺棄された死体と見られるし、いては林道、第9ハウスは学校に通っている生徒さんを表す。


被害者の星に対して最初に接近の合、衝、スクエアを作ろうとしている星が加害者である。

加害者は月になる。被害者から数えて第9ハウスを支配するので、学校の関係者を暗示している。月はルナティックな人物を暗示している。一般的に女性という意味もあるが、状況から女性であるとは考えにくく、男性が月で表された例もある。
おそらく女の子に興味があってふらっと誘って騒がれたので殺してしまった、という感じだと想像できる(占星術的には)。
このとき月にはすぐそばに太陽がある。太陽は被害者から数えて第10ハウスを支配する。そこは土星が位置していて太陽とトラインを形成している。ここは被害者にとって公の場所あるいは父親でとても安全な場所なのだ。加害者が父親や学校長などとと親しい可能性があるように見える。

火星とすると、雄牛には林という意味があるので、これもぜんぜんはずれではない。火星は刃物で殺されたことを暗示している。加害者は木星で第2ハウスを支配する。第2ハウスは金銭や性的興味と取れる。木星なので比較的地位の高い、たとえば学校関係者のような人物が想像される。

以上から推測すると、おそらく加害者は学校関係者のような、女児が気を許せる、安心してついていけるようなそういう人物で、車に乗せて悪さをしようとしたものの騒がれて殺害してしまった、という風に見える。

この後の進行状況だが、実は月は冥王星とのアスペクトのほか、何もアスペクトがない。

静岡金融業者強殺のホロスコープ2

10月7日の静岡金融業者強殺の容疑者として、11月30日、静岡県葵町西瀬名町の会社員が逮捕された。
http://pausanias.blog.shinobi.jp/Entry/38/
容疑者が住んでいたのはPFで予想したように長尾川流域で大きな道路の近くではあるようだ。PFが有効かどうか、更に検証を進める。

今後進行した星を考えていく際に目的と方針をはっきりしておくと

１．進行した星といえども事件発生時にあらかじめ解決する時期や方法を予測するものでなければならない。
２．予測はできるだけ細かくなくてはならない。たとえば単に３週間後解決されるであろうというよりは、３週間後、どの場所で、どのような状況下で解決されるのかが予測されるべきである。
３．まず当然のこととして、進行した星の状況ともとの星とのアスペクトに注目しなければならない。
４．ASCの進行、ハウス、パートオブフォーチュンが生かせないか検討する。
この際、ASCはsiderealtimeのずれの分だけ進行するものとする。つまり、事件発生時と同時刻で作ってみるということである。
ASCは一日に１回転する。事件解決時には確かにそれなりの場所にある可能性がある。
しかし、予測する事柄として「ASCがいて座にあるときに解決するだろう」などというのは、何も意味がない。なぜなら、毎日毎日すこしづつずれはしても、１日に２時間はASCはいて座にあるからである。それでは予測の意味がなくなってしまう。動きが早すぎるのである。これはASCに足し引きするパートオブフォーチュンについてもいえる。
そこで、多くの人は惑星の位置にだけ注目する。しかし、それは私の目指すものと違う。
私は「容疑者はどこのそこの町で何を手がかりにどのような状況でつかまる」といいたいのである。そして、それは他の占星術の多くの場合可能なのだ。



上記の原則の下に、逮捕の日で作成したチャートを発生時のチャートに重ねてみる。
ASCは被害者との衝を過ぎたところである。天王星とちょうどトラインである。
被害者を表していた木星に対し、金星が合になっている。金星は第1ハウスと第5ハウス、被害者から見て第6ハウスと第10ハウスを支配している。
加害者の動機として、今回太陽、月、水星が複雑に関係していると見ていたが、結局新たな借り入れをしようとしていたということだった。太陽、水星は火星と合になっている。火星は被害者から見て第４ハウス、１２ハウスを支配している。
あるいは土星が何かの役割を果たしている可能性もある。土星は安全、安心、冷静の星である。一応進行したASCがセクスタイルを２度過ぎたところである。