金、金、金・・・

2つ思ったことがある。

スイスは民兵の国で、各家庭に銃がある。先日ニュースで銃を廃止すべきかどうか投票をしたら、持っておくべきだというのが半数を超えたらしい。
銃があると、ある意味その場で殺せる。江戸時代は切り捨てごめんがあった。殺せる。
殺せないとどうなるか。殺せないと、裁判になる。
裁判になるということは、金があるほうが勝つ。訴訟費用が、安い裁判で数十万、高いものなら数百万になる。庶民に出せないもの。
じゃ、殺していいのかみたいな話になってしまって、すごく極端な言い方なのだけれど、傾向としてこれはあると思う。武士はくわねど高楊枝という格言がある。武士に絶対的な尊敬があればこそ、そういう格言がある。

科学である。
占星術は往々にして否定される側の知識だ。科学的でない。証明されていない。占星術でなくてもいいのだが、仮に、じゃ占星術ということにしておく。
そこで、誰かが「そんなことはない。占星術は確かに何らかの事実がある。」といったとして、占星術を否定する人は、「では証明してみろ、実験してみろ」という。
では、無作為に選んだ1000人の人の行動様式が何かの星によって違うということの統計データを取るとする。
たとえば、掃除をさせてみて、上昇宮が乙女の人はてきぱき片付けるかどうか調べる、みたいなこととする。
すると、無作為に選んだ1000人に、謝礼を払わないといけない。わざわざ時間を割いてきてくれる。仮に5000円払ったとする。すると、謝礼は500万いることになる。。
論文を発表するとする。だが、占星術を否定して飯を食ってる社会学の先生みたいな人がいるとする。すると学内で握りつぶされるかもしれない。根回しをしておかないといけない。

本当にそんなことがあったというのではない。占星術でなくたっていい。漢方薬がガンに効くかでもいいんです。
要するに「科学的だ」ということは「金がかかる」ということであり、スポンサーが必ずいるということを言いたいのだ。微妙な領域について、公正なデータという概念自体にうそがある。貧乏人は、プレーヤーに入ることがそもそもできない。

つまり、平等とか科学的とか平和とか、知らず知らず受け入れている前提は、必然的に「金が支配する世の中」に直結してるような気がするんです。そんなことないですか････

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