ラヴィアン蓉子さんの占いのビデオ (2)

コメントが入ったので続き。鳩山さんに関することの答え合わせみたいなのはちょっと待ってね。

考えてみてください。

もし、あなたがずば抜けた占い師・霊能者だったとします。

前を通る人を見る。
直ちに彼についてあらゆることが分かってしまう。
実際には彼についてあらゆることが分かる前に世界についてあらゆることが分かってしまうわけですが、どっちでもいいでしょう。あなたには何もかも分かってしまう。

さて、どう行動します？

一点の曇りもなく、次の何何日にミサイルが落ちるとか、だれそれが殺害されるとか、菅直人が総理になるとか判ったとします。どうします。

あなたがそれを口にすれば、そしてそれがたびたび当たると言うことになれば、大騒ぎになる。そしてそれを言って、それが避けようもなく起こるとすればあなたは恐れられるでしょう。それをいうことが正しいことかどうかの判断も必要になります。周囲の好奇の目と常に衝突を起こさないといけなくなるかもしれない。

そこで、あなたがそれを話さないで、隠す方向、良かれと思う行動には反映するけど、それを表現しないという道をとったらどうでしょう？
あなたは知ることを口にせず、ただあなたがこういうことが起こるだろうという人に対して、その事実を告げることなく、その人に良かれと思う行動を取るとしたらどうでしょう？

アルセーヌ･ルパン知ってますね。あるいは怪人二十面相。
彼らのやってることは科学的な思考の範囲内にあります。棺桶島でやってるようなトリック、あれできるでしょうかね。間違って一発鉄砲が当たってしまったら終わりですね。
諸葛孔明のやっていること。通常の思考の許容範囲を超えています。
しかし、どちらが現実味があるかというと、諸葛孔明のほうが現実実があります。ま、実話が元ですもの。

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なにが言いたいのかと言うと、人間の普通の注意力、一定時間に思考できることには限りがあると言うこと、そしてそれを丸め込むことは魔法使い・・・いい言葉が見つかりませんね、占い師でも変だし・・・にとってはとても重要だと言うことです。
ルパンや二十面相がいかに凄かったとしても、そこまで人間の注意力を絡め取ることは無理ですよ。現実味がないんです。
一方ラヴィアン蓉子さんが「ほら、あなた、ここに・・・」と仰ってるとき、その示しているものは一般の注意力を超えている。だが、彼女に占ってしまう人には、彼女の外見が一種のクッションの役割を果たしていて、彼女の判断に対して疑問に思わないと思うのです。

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