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事件のホロスコープに東洋の占術のような細分割を使えないか考えていた。第9調波、インドのナバムシャはどうか。
四柱推命、東洋の占いの方は、その占術の解釈や意味の違いはあるかもしれないが、理論的根拠について思いを巡らしたりしないで、さっさと方法の中に入っていくのだろうと思う。当たり前のように亥の年、戌の月、子の日、午の刻のような分割を使えるのである。出生時間が必要だ言うものの、4時15分と4時30分では違いはないはずだ。
ところが占星術の場合、それは試行錯誤である。長い間占星術がキリスト教という宗教のもとで弾圧されてきて、影の文化になってしまったからかもしれない。占星術は科学と一緒に発展したのだ。それまで占星術は忘れら去られた古代のもので、それが行われていたのはイスラム・インド・仏教だったのだ。
とにかく、現代において占星術を学ぶ人は、その思想的な裏づけを要求されることなく、試行錯誤をすることがゆるされる。
私はこのブログでもお客様への占断でもほとんどメジャーアスペクトしか使っていない。はじめたときにはセミスクエア(45度)とか、クインタイル(72度)、セスキコードレート(135度)とかもちゃんと割り出していたのだが。
ホラリーではそもそもこういうアスペクトは使えないのだ。ホラリーのオーブは30度ある。
たとえば太陽を第1ハウスとしたホロスコープ、月を第1ハウスとしたホロスコープでは、ハウスとアスペクトの本質的違いがなくなってしまう。
セクスタイルは第3,11ハウス
スクエアは第4、10ハウス
トラインは第5、第9ハウス
クインカンクスは第6、第8ハウスに
オポジションは第7ハウス
にそれぞれ該当する。最初からこういう考え方をしている占星術がある。インドである。インド占星術のアスペクトは、どのサインとどのサインにあるかで決まる。あるいはどのハウスとどのハウスかである。
相性占いも、そればかりとはいえないが、こういう考え方が重要になるケースがある。
彼の火星が獅子で、彼女の金星が牡羊だと相性がいい。120度だろうが130度だろうが関係ない。雑誌やホームページの今日の運勢もそうだ。てんびん座の運勢、こうです!そのときに木星が牡羊の0度にあったとして、読者が天秤の0度でも15度でもエィヤっと占わないといけない。
これはある意味当たり前で、彼の火星が獅子だから、彼の男性的な動きはこうです、彼女は金星が牡羊だから彼女の愛情傾向はこうです、という占断結果がでてくるから、当然のごとくに相性がいいはずだということになりそうなものだ・・・
きちんと5分割して誤差が5度だ!とか、発想が西洋的、試行錯誤的に思える。それよりは、沢山の宮に分けてしまって、どことどこだからどうだ!と言ってしまう方が、東洋的だ。
それでふと音楽のことを思い出した。純正率のミの音は、ドの周波数の5/3である。合唱の先生は、ここのミはちょっと下げて歌え、などと要求する。いくら下げればいいのか!
ところが、ビザンチンの教会音楽では、これに相当する音は1/6音下げることになっている。周波数的には純正率にぴったりではない。だが、12平均律ならぬ36平均律(本当は72だが)があって、半音の1/3だと言われれば、感覚的な理解は可能なのである。
そうあるべきだと思う。占星術は無限の誤差を相手にするのではなく、簡単な整数の表象に帰するべきだと私は思う。
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