殺人事件のホロスコープ3

殺人事件のホロスコープ2で一応殺人事件解析の原則を作ってみた。
それはそれで、納得できる部分もあるのである。

しかし、今回四国で双子のご老人のお兄さんが弟さんを殺してしまうという事件が起きた。前回、親子関係にある人で犯人のハウスなり星なりを特定しようとしたが、今回必ずしも兄弟という位置に星があるわけではない。凶角を作る星に注目するというのは、梅田のひき逃げのときのように無意味でもないかもしれないが、必ず当たるというわけでもない。
であるので、ある程度普通のホラリーやエレクショナルの規則にしたがって、柔軟に解釈するようにしよう。
もし、特定のアラビックパーツなどが犯人を示すことがわかったりした人がいたら、ぜひ教えてほしい。

また月はタイマーとして使用できるようだ。
茨城の女性殺害でも手記発表の時期はぴったりだった。
イラン人殺害でも、確かに翌日大きな転換点となる事実が明るみに出た。


しかし、私は思う。

小牧のイラン人殺害で、ホロスコープを作ったときには、一見うお座というなんの関係もないようなサインに死者が位置していた。ところがあとで薬物売買であったことがわかった。
公開はしていないが、愛媛の双子の場合には、さそりである。ニュースを見ても、さそりの象意である池、低地、湿地、果樹園などに相当することは何も書かれていない。ところが、事件があった場所は実は面河ダム貯水池のすぐ近くの辺りの町なのだった。

ごらんの皆さんは、当たる占いというものをご存じないだろうから、ご不審に思われるのは当然だろうが、このように当たるのである。

第8ハウスの支配星を被害者とみなして解析すれば、ある程度事件の状況がつかめる。
私は、未解決事件の被害者の親族やご友人の皆さん、警察の皆さんに関心を持ってほしい。

一般の人になじみはないかもしれないが、占星術のちょっとした知識を持つものにとって、誰でもわかることである。すくなくとも、マクモニーグルさんみたいな、特殊な能力は要らない。普通に学校をでたぐらいの学力で、誰でも同じ判断をできるはずである。
こんな単純なことを誰一人発表していない。
世の中にたくさんの有名な占星術師がいるのに、である。

考えてみてほしい。
世の中には未解決の事件は山ほどあるのである。
ひとたび殺人事件が起これば、都道府県警は捜査本部を作って100人以上の体制が作られる。多分、1ヶ月はその100人は何らかの形でその事件に関わることになるのだろう。だが、解決しない。
彼らが職務に忠実に、熱意を持って解決にあたっていることを私は疑わない。しかし、不謹慎な話だが、それも私たちの納税によって賄われている。
もしこういう手段によって、何かの手がかりがつかめるなら、それも考えてみていいのではないか。